当サイトの写真は長辺800ピクセルの解像度で掲載されています。そのため、映像が若干
 甘く見えます。これはWEBの性格上やむを得ません。写真集団アルプの写真展では高解
 像度写真をご覧になることができます。写真展開始については写真展情報でお知らせしま
 すので、写真展も是非ご覧ください。



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2月初め、松本市で写真の展示を二つ見てきました。
一つは松本市美術館で開かれている写真県展。
信濃毎日新聞社と長野県写真連盟の主催で毎年行われている写真展です。
展示は松本会場が最終で、自由写真の部、ネイチャー写真の部、組み写真の部に計303点の作品が展示されていました。
これだけの写真点数があると見るだけでも大変ですね。皆さん力の入った写真を展示されていました。

もう一つはNHK松本放送局ロビーで展示されていた、「撮るしん写真展」です。
これはご存じの通りNHK長野放送局が主催して、月ー金の長野県内ニュースの中で1日2点ずつ紹介されている作品の中から選抜された写真と、その中から年末に視聴者投票で12枚を選び2018年のカレンダーを作るというイベントに採用された写真が展示されていました。サイズは全てクリスタル全紙パネルになっていました。

最初はこのカレンダー採用の12枚から鑑賞したのですが、この12枚を含め、相当枚数の写真の色調にちょっと不自然さを感じました。特にカレンダー採用の写真は、12枚中5,6枚はビビットが強調されすぎていたり、特定の色を強調しすぎている印象を受けました。
他の観覧者の方も同じような感想を言われている方がいらっしゃいました。

信州の自然をアピールし、全国に発信するという、各方面に影響力が大きい「撮るしん」だと思うので、もう少し自然の素顔を率直に表現する写真にならないのだろうかと感じざるを得ませんでした。

デジタルカメラでlawデータで撮影し、現像している内についつい陥りやすいことなのかも知れませんが・・・

そこで思い出したのは、昨年11月に西新宿のリコーイメージングギャラリーで行われた、青野恭典「風のことづて」のオープニングパーティーで主賓の白川義員さんが言われていた、「青野さんの写真は色彩がとても自然で美しい。最近は汚い色の写真ばかりが幅を効かせていて嘆かわしい。」と言われていましたが、まさにこういうケースを言い表しているのだなと、改めて感じた今回の写真展でした。 
 
      
 
2016年4月9日 今日は富士フイルムフォトサロン(六本木)で開かれている、「PHOTO GROUPいぶき」の「2016 四季のいぶき写真展」を見てきました。

この会は関東を中心に62名の会員がいて、「コンセプトはフィルムによる風景写真をこよなく愛する集団」だそうです。
今回の写真展もサブタイトルが「62名の写真家が大中判銀塩フィルムで描く日本の風景」となっていました。

富士フィルムフォトサロンの2区画に全紙のクリスタルプリント、72枚が展示されていました。
展示は1人1~2枚で自然風景の写真により構成されていました、一番多かったのは6x6.45で、あとは6x6、6x7でした。

やはり銀塩写真らしい色合いと立体感で、見ていてホッとする写真が多く、銀塩でなければ表現できない雰囲気が漂っていました。

この会ではオープン例会を開催していて、プロ写真家を講師に招いてオープン例会を開催していて、会員でなくても参加できるようです。
その際は6x4.5以上のフィルムで撮影した四つ切りサイズのプリントを2枚持参し、参加費は1,500円だそうです。

資料プリントに掲げられていたのは次の文章でした。

       魂を震わせるかけがえの無い出会いの瞬間だからこそ
          唯一絶対の物・フィルムに結晶させるのです
       フィルムと銀塩プリントによる表現力は、今でも決して
          他に替えられない価値と魅力を放っています。
 
 
     
 
2016 CP+は2月25日~28日の4日間、パシフィコ横浜で開催されました。

4日間の入場者数はのべ67,792人だったそうで、国内外のカメラ、映像メーカーが多数出展していました。

今年はこのCP+に合わせて各社が新製品を発表してきたので、大きな話題になっていました。
 
まず会場に入ると目に付くのが各社のブースで人が群がっているところがあります。これがほとんど新製品の体験コーナーです。特に新製品のカメラのコーナーは多くの人が列を作っていました。
 
その中で特に目立っていたのは、NikonのD5,D500、、Canon EOS-1DX MarkⅡ、EOS80D、PENTAX K1、オリンパス PEN-F、富士フイルム X-Pro2、シグマ sd Quattro、SONY α6300 などで、タッチ&トライコーナーはどこも黒山の人だかりでした。

この中で、Nikon D500、富士フイルム X-Pro2の作例写真パネルは素晴らしい仕上がりでした。
 
特にNikon D500は同時に展示されていたD5の作例パネルに比べても遜色無い出来映えで、むしろ若干ノイズ感のあったD5より好ましいように感じました。
 
また、X-Pro2 の作例6畳大プリントは圧巻でした。カメラの解像力もさることながら、クリスタルプリントの調子、アルポリック裁ち落としの仕上げとも、おそらく日本最高レベル、いや世界最高レベルのプリントではないかと思える出来でした。
 
この作例プリントですが、中にはインクジェット仕上げを展示しているメーカー(プリンターを扱っていないメーカーもあった。)もありましたが、やはりヌケの良さ、立体感など、印画紙の方が優れているように感じました。インクジェットはやや像がベタッとしているように感じます
 
Canonのブースにはあまり作例プリントがありませんでした。このメーカーは何故かカメラ販売店の売り場でも作例プリントをあまり置いてありません。何故でしょうか。
リコーのブースではPENTAX K1のリアレゾ画像お見たかったのですが見つかりませんでした。
その他、1億画素の PhaseOne XF 100MPや、大迫力のレンズ カールツァイス Otus 1.4/28など話題の製品が多数展示されていました。
 
今回の展示を見ていると、デジタルカメラも様々な機能が増えてきていていたり、各社の更なる個性的など、選択肢がまた広がったという印象を受けました。

  
 
 
 
 
 9月27日に起こった御嶽山噴火に伴い亡くなられた方に、謹んで哀悼の意を表します。
また、負傷された方の一日も早いご回復と、消息のわからない方がご自宅に戻られますことをお祈りしております。
今後も美しい山を愛される方々が災厄に合わないことを、心より願っております。
 
     
   
2014年前半は様々なカメラが発売されました。つい最近もニコンからD800の後継機D810が発売されました。また、その後フルサイズのレギュラー版D750が発売されました。これはD610の後継機種のようです。

またPENTAX 645Zが発売され、画素数がついに5140万画素に達しました。これは高画素機種の極めつけといえるもので、ペンタックスフォーラムで壁一面に引き延ばしたプリントを見てきましたが、驚異的な解像度です。
やはり大型センサーのカメラは、依然として高画素が進んでいるようですね。
更にペンタックスにはフルサイズ機の噂があるようです。

またこの頃目立つのはミラーレスカメラの進化です。フジフィルムX-T1の発表会で聞いた話ですけど、ミラーレスなどで採用されている像面位相差AFの精度は、ペンタプリズム式のAFセンサーシステムを若干上回るのだそうです。
映像センサーの像面でセンシングするのですから当然といえば当然なのですね。
であれば特に入門機などに採用されているペンタミラーの精度では、確実に像面位相差式のAFが上回るでしょう。
重量的にもミラーレスが有利なのと、EVFの進化で、将来ミラーレスの割合が増えて行くのでしょう。もはやSONYα7RとNikon D-810は同じセンサーですしね。

ただし、美しく見える一眼レフのファインダーを見る喜び、撮影の醍醐味というのもありますから、必ずしもミラーレス優位とは思いませんけど・・・。

また、フジフィルムの様に色表現の美しさをアピールする路線も浸透してきました。
たしかにRAWで撮って後からPCでRAW現像しながら調整というのも、銀塩写真の現像、プリント作業の様にそれ自体が作品作成の上の作業とすれば判るのですけど、今回NIKOND810のようにピクチャーコントロールに新たな要素が何点か加わり、あまりに調整する箇所が多すぎるような気がします。
カメラ愛好家が趣味で時間をかけて設定するのだったら判るんですけれど、職業カメラマンが忙しく、沢山の枚数を処理しなければならない人にとっては、そこまでやる時間は無いと思います。
また、あまりいじりすぎて最初のイメージとは別の写真になってしまうこともあるように思えます。
その点フジフィルムのXシリーズはjpegでほとんど何もせずにかなりのレベルに出来上がっている点、またフィルムの発色を非常に好感がもてます。
後からの処理をあまり考えずに作品作りに集中できるのは歓迎です。

Nikon D810は前のD800より描写が自然な感じになってきましたね。D800は解像度を強調するあまり、妙に輪郭が強調された写真を見たものですが、ローパスレスの効果というものでしょうか。

しかし。CanonはEOS 7D MarkⅡを発表しましたが、ローパスレスではありませんでした。その後Canonの開発担当者のインタビュー記事を見ましたが、( http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/interview/20140930_667620.html ) 偽色、モアレの対策としてローパスフィルターは必要とCanonは判断しているようです。
CanonとNikonをはじめとするローパスレスを推進するメーカーとの、スタンスの違いが明らかになってきました。今後の展開が楽しみですね。

ところで次世代の技術として、球面センサーをSONYが開発しているようです。これが実用化されると、ディストーションや周辺光量不足に大きなアドバンテージが発揮されるとのことです。どんな写真になるのでしょうか楽しみですね。ただし、レンズを全部換えなければならないでしょうけど・・・。

 
      
   第5回山岳写真展飯田会場の様子  
     
     
     
     
   
     
     
   
2014年6月27日から7月16日まで、東京六本木のフジフィルム スクエアで企画写真展「天晴れ!ニッポン山風景」が開催されています。

7月5日に見に行ってきました。フジフィルムスクエアのメイン展示スペース全部を使い、日本の山風景を日本各地のプロやトップアマチュアの作品65点を展示していました。

展示写真の中でも一番大きいプリントは壁1枚(約6000x3000)とか、パノラマサイズは(約8100x1500)というような特大プリントもあり、最高画質とうたわれる銀塩プリントをアルポリック全面断ち落としで仕上げてあり、写真展示のレベルとすればおそらく現在の最高ではないかと思いました。まあ、久しぶりに目の保養をさせてもらった感じでした。

今回の企画は写真雑誌「風景写真」の企画で、写真の内容は山岳の稜線を写した、いわゆる山岳写真だけではなく、麓の風景や花々なども写し込んだ、山を中心に据えたテーマになっていました。

日本山岳写真協会展などは本当に山の稜線がテーマになった写真展なのですけど、この写真展の構成ですと、見る側に適当な変化があって見ていて飽きません。やはりこういった要素も必要になってくるのでしょうか。

一番枚数が多かったのは山岳写真家の菊池哲男さんで、この方の写真は純然たる山岳写真でした。また山梨勝弘さん、深澤武さん、丹治敏明さんなども多くの枚数を出品しておられましたし、最近風景写真では常連の辰野清さんの作品もありました。

いずれにしてもここ2,3年で見た山岳関係の写真展では最も印象に残った写真展でした。
機会があれば是非ご覧になることをお勧めします。

 
     
   
2014年7月8日より飯田市の飯田美術博物館で、写真集団アルプ第5回目の山岳写真展が開催されます。
飯田会場は昨年の開催に続いて2回目となります。

非常にロケーションの良い展示スペースで、良い雰囲気の写真展が出来そうです。
この会場は年に1回抽選で開催時期が決まるので、毎年同じ時期にスケジュールすることはできず、開催時期は運次第となります。

飯田、下伊那の方々は別としてなかなか飯田まで出掛けるのは大変かもしれませんが、夏のドライブがてら飯田美術博物館のメイン展示を見るのも良いかもしれません。

天気が良ければ、遠山郷に足を伸ばすのも良いでしょう。下栗やしらびそ高原など、爽やかな高原の風を楽しめるはずです。

私は5月下旬、に行ってみたのですが、下栗にはたくさんの人が来ていてちょっと驚きました。しばらく行ってなかったのですが、下栗を見下ろせる展望台に行きやすくなっており、そこに何人もの人が行っていたのには驚きました。

意外と知られていないのですが、下栗からしらびそ高原に向かう途中、御池山付近は日本で唯一確認された隕石クレーターの跡があります。道沿いにある岩の露頭では衝突に依って変成を受けた岩石を見ることができます。
夏の南信濃高原を楽しみつつ、写真集団アルプ写真展に是非お立ち寄りください。お待ちしております。

なお、写真集団アルプのWEBサイトでは、写真展情報や、WEBギャラリーの新着情報など、メールでお知らせしています。配信ご希望の方はWEBサイトHOMEにある、ご感想、お問い合わせボタンから空メールで結構ですのでお送りください。なお、個人情報は案内メール発信以外には使用いたしません。こちらもお待ちしております。   
  
 
     
   
2013年9月4日から8日まで開かれていた日本山岳写真協会展「2013-山・われらをめぐる世界」を見に行ってきました。

今年から会場は上野の東京都美術館に変わりました。今までは富士フォトサロンなどのギャラリーでの開催だったので、狭い壁に写真を詰め込んだという印象が強かったのですが、展示スペースは20倍以上に広がりました。

ただし、この東京都美術館、内部はまるで迷路です。写真展の会場に着くまで館内をぐるぐる廻ってしまいました。

とても良く考えられた展示スペースで、今回から写真サイズが全倍と全紙のみになり、会員の写真は多段展示ではなく、すっきりしていました。また、照明も美術館らしくバランスの取れた光でした。

会場はいくつかのブロックに分かれていて、ブロックごとに一周して行きます。いやはや270余枚の写真を見るというのは中々大変です。
以前京都市美術館で開かれた関西支部主催の京都展とほぼ同規模でした。

プリントはクリスタルでパネルにされており、とても良い仕上がりになっていました。

撮影ソースはデジタルからフィルム35mm~8x10まで。JAPA展もデジタルが大分増えて来ました。中でも一番多かったのは中判。6x7、6x45での作品は見慣れているせいかとても安定していました。

4x5の作品もかなりありました。最近増えてきた20、30メガのデジタルカメラをもってしてもこれを超えることは出来ないなと思います。中判でも6x7以上になるとやはりまだフィルムからのプリントの方が立体感、写真の雰囲気が良く、まだまだ、ここぞという時はフィルムだなという印象でした。

デジタルでも少し以前のカメラで撮影された写真は、全倍サイズまで引き伸ばすと、中には偽色が出てしまい、特に雲や霧のところに赤い点が出てしまっている作品が何枚かありました。

現在デジタル35mmフルサイズのカメラで、最高の解像度を誇るN社の○8xxシリーズで撮影された思われる写真もありました。とても細かいところまで見える解像度で、そのうち1展はシャープネスが強調されているのか、像のエッジが白くなってしまって、とても不自然に感じました。そんなにも解像度を強調することにどんな意味があるのだろうかと、改めて考えさせられました。

展示は前半に全倍サイスがまとめられ、その後全紙サイズ、最後にJAPA公募展入選作品が展示されていました。
この構成は私的には少し単調に思えました。

公募展の中に駒ヶ根の太田秀男さんの入選作品も展示されていました。
太田さんはこの入選でJAPA会員になられました。

いずれにしても270余枚の山岳写真を見ていると最後には食傷気味になりました。むろんそういうスタイルの写真展なので、そんなことを言って的外れなのと、JAPA展を否定するのではないのですが、やはり、テーマにしたがって選択され、ストーリーで構成された写真展を見るほうが私には楽しいと改めで感じて帰ってきました。

 
     
   
最近の色表現の傾向は

最近のデジタルカメラにはデジタルフィルター、クリエイティブフィルター、アドバンスドフィルターなどと、写真の色調、表現方法を設定できるものが増えている。
以前はスタンダード、ビビット、モノクロ、セピアくらいだったが、トイカメラやピンホールカメラの調子を再現する画質設定すらある。

最近新発売機種のカタログを見ると、アンティーク系の色調で撮られたカタログ写真が増えてきている。まるで、E3やコダクロームの世界だ。

アンティーク調というのは周期的に流行るのだが、ここのところの傾向はテレビメディアの影響が強いようだ。

以前、全国的公共放送機関の歴史ドラマで、色調は異様にローキー、モヤがかかって空は白飛びしてしまった画像が話題となって、このドラマの地元県知事が「画像が汚くて見る気にならない。」と発言したところ、番組の製作サイドの担当者が「鎌倉時代は現代と違って舗装道路がないためホコリが立って、空はかすんでいたんだ。」と発言して失笑を買っていた。
最近でも歴史ドラマを中心にこの傾向が続いているが、私はこの傾向に賛成できない、いくらホコリが立つと行っても、自動車が走っていたわけでもないし、きれいな蒼空がが広がった日は現代より多かったはずだ。
それに何で画像の彩度を落とさなければならないんだろうか。どうも理解に苦しむ。

話を本道に戻して、最近のデジタル一眼カメラの世界も同様で、フィルムカメラでは以前ほどではないにしても、フィルムを選べば撮影者の意図が発揮できたが、デジタルの世界ではこの辺りの選択がカメラに左右されてしまうので、なかなか撮影者の思う様な訳にはならない。

最近の大手カメラメーカーが発売した3Mピクセルを超えるカメラでも、写真を見るとどうも色表現が変だと覆う時がある。微妙な中間色がどうも表現出来ていないのだ。その代わり、解像度自体は異様に細かい。

カメラ情報サイトである方が書き込んでおられたのが印象に残っている。21MPセンサーの恩恵って何でしょうか。「新世代センサー=高画素」という図式は、いい加減にやめにして欲しい。いう内容で、ある高解像度カメラで撮影されたモデルさんにアンケートを取ってみてほしい。毛穴まで暴露された写真を美しいとは思いません。という内容だった。
→FTbさん。
http://digicame-info.com/2013/04/eos-7d-mark-ii-eos-70d21mp.html#comment-115866

そう、美しさ、写真の雰囲気が大事だと思うのです。私もこの意見に賛成で、デジタル一眼とりわけ高級機種ではもっと色調や雰囲気を大事に考えて雪渓して欲しいものだ。何か最近の最近の新製品は、解像度の他連射速度、AFの早さなどメカ的な性能ばかり重要視している様に思える。

ある大手メーカーの高性能カメラでは、露出をアンダー気味に撮影しても蒼空が白っぽくしか写らなかったり、新緑の若葉を撮ると黄色ににじんで写ったり、朝焼け夕焼け、薄暮の写真が赤みを強調することが困難だったりする傾向がある。
Lawで撮影して編集補強すればというのがやり方かもしれないが、手間がかかる上、色彩バランスを崩してしまいやすい。
もう少し写真表現に配慮した開発を望みたいと考えてしまう最近のデジタルカメラの傾向だ。 

 
     
   
ここのところ、管理人雑記帳の更新をサボッていました。
この間に写真集団アルプ第3回写真展を飯田市の飯田美術博物館、市民ギャラリーで開催しました。
飯田での写真展は本当に久しぶりで、とても雰囲気の良いギャラリーで写真を展示することができました。
今回から写真集団アルプのメンバーになった。池上昂作さんと、伊原明弘さんの写真も初めて公開しました。
来年以降も飯田市での開催を計画していますが、この会場は抽選のため、抽選を終えてみないと開催時期などが判りません。決定し次第写真展情報でお知らせします。
なお、伊那市のいなっせでの第4回写真展は、今年11月の開催が決定しています。

さて、ここのところ新しいページをいくつか公開しています。
池上昂作さんは飯田展でも展示した写真も含めた、「富嶽秀麗」と「北ア・裏銀座秋映え」の2ページ。

松﨑さんは「北アルプス白馬岳」「中央アルプス・冬の宝剣岳」「北アルプス 槍ヶ岳」の3ページ、このうち槍ヶ岳はモノクロームでRフィルターをかけたような調子が再現されています。いずれも高い完成度です。

唐木さんはご自身のフィールドの中の名峰「甲斐駒ヶ岳」がテーマのページ。Ⅰということでこの後続編があります。唐木さんらしい安定したフレーミングです。

久しぶりの後藤尚さんは今年のゴールデンウイークの立山。鋭い調子で写されていて、カメラはNIKON D800Eを使用されています。

そして初登場は伊原明弘さん。今年からメンバーになられました。中央アルプスを精力的に撮影されていて、日本山岳写真協会東海支部に所属されていて、JAPAの選抜展にも何度か出展されています。伊原さんは「高性能のデジタルカメラでなくても露出、フレーミングをちゃんとすれば充分な写真を撮影できる。」という持論をお持ちで(引き延ばし作品用にはフィルムカメラをメインに使われています。)今回の「天界」シリーズはCanon EOS Kiss X5 で撮影されたものです。また、写真1枚1枚にコメントが添えられていて、これはこのギャラリーでは初めてのスタイルです。ギャラリーで伊原worldをお楽しみください。
   
 
 
     
   
今年は桜(ソメイヨシノ)の開花が非常に早く、観測史上一番早いという地点が何か所かありました。1,2月の寒さが非常に厳しかったのに、春は本当に早足でやってくるのですね。その代わりというか春、秋が短く、冬からいきなり初夏になってしまうような気候が多いような気もします。
私は山岳写真とともに、桜の写真もずっと撮っているのですが、7年ほど前から山桜を中心に撮影するようになって来ました。いわゆる野生の桜です。
中には有名な木もあるのですが、ほとんどは山腹や、林に自生しています。咲く時には葉も同時に開くのが特徴で(ソメイヨシノなどの園芸品種は花が散る頃にはを開く)、派手さはないけれど趣があり、撮影を続けるうちに段々引き込まれてきました。
「山櫻咲く頃」も3部目となり、段々と構成が難しくなってきました。
1枚目は長野県の中信地方で唯一大規模な山桜の群落がある、池田町の陸郷の山桜です。山桜の群落はベルト状に分布することが多く、これは鳥によって種子が運ばれるからだと本で読んだことがあります。この集落一帯は山桜の木が多く、シーズンには山腹を白い花が飾っています。
天気が良く空気が澄んでいると、背後に鹿島槍ヶ岳の雪がすばらしいコントラストを作ってくれます。
2枚目は竹林に咲く山桜の大きな木、これは大阪南部泉佐野の谷沿いに咲いていました。この方面は奈良県の吉野に非常に大きな群落がありますが、大阪南部から和歌山市にかけていくつも山桜ベルトがあります。
3枚目は三重県の亀山市の山間で見つけた山桜。非常に樹勢が強く、まさに堂々と咲いていました。
次の2枚は山桜のモザイク。白い方はいわゆる山桜でカスミザクラに近い種類。赤い方はオオヤマザクラで写真の木は標高の高いところで咲いているためか、花が小さいようです。
6枚目は東京都の檜原村へ行く途中で見つけた2本の山桜。背後は石灰岩の岩壁で、白っぽい岩との対比が面白い一枚でした。
その次は長野市の南部、国道19号沿いの犀川ダム湖沿いの小さな木。この時は新緑も大分進んで、湖面に映していました。
8枚目はカラマツの芽吹きの中に咲く山桜。塩尻市の下西条の山腹です。
その次は長野県は辰野町の横川峡で撮影した、山桜のUP。清楚な白い花と葉っぱの対比が山桜ならではです。
次の1枚は東京都奥多摩町、奥多摩湖周辺で撮影した1枚。桜は山桜だけではなく、いろんな桜が混ざっています。背後の杉林とのコントラストが印象的です。
11枚目は雨の中撮影した、イヌザクラの花。これを山桜に加えるのには種々ご意見もあるでしょうし迷いましたが、一応サクラと付いていますので・・・。
その次は北八ヶ岳山中、麦草峠近くのオオヤマザクラ。この付近もオオヤマザクラのベルトがあります。
13枚目、辰野町の横川峡での撮影。
そして最後は愛知県新城市で撮影した山桜の花吹雪。春の強い風で散りゆく山桜です。   
    
 
     
   
北原信彦さんから「山岳彩景Ⅱ」が届きました。八ヶ岳、上高地、白馬岳などで撮影された写真です。この中から「横岳夕照をホームページのタイトル写真とさせていただきました。
赤く染まる横岳、冬の大正池、雪解けの栂池高原など季節季節の写真が印象的です。  
 
     
   
片桐久和さんから新しいページが届きました。遠山川源流シリーズは前回でひとまず完結し、今回からは冬の中央アルプス駒ヶ岳の冬山写真「風と雪と太陽 - 冬の駒ヶ岳編」で先ずは第1作。しばらくすると続編が出るようです。
厳しい冬山の写真が展開されています。主に1月上旬に撮影された駒ヶ岳の風景です。今回はキャプションがありませんので、少し解説したいと思います。
1枚目は南アルプスからの日の出と伊那前岳の千畳敷側斜面を写した写真です。太陽は鋸岳の上にあり、雪の斜面は地吹雪が舞い上がっています。冬にはなかなか見られない見事な雲海が写真にアクセントを与えています。
2枚目は伊那前岳八合目のシュカブラ(風紋)です。やや上に上がった太陽が雪の陰影を浮き上がらせています。
3枚目、岩にびっしりと付いたエビノシッポと雲をたなびかせる三沢岳です。岩には真っ白にエビノシッポ(霧氷)が付いていますが、これは直前まで強い風で凍った霧が吹き付けていたからです。天気は段々良くなってきているのですが、その厳しい嵐の名残が三沢岳のたなびく雲という訳です。宝剣岳と中岳の間、賽ノ河原の木曽谷側突端からの撮影です。
4枚目、伊那前岳北斜面の風紋を写しています。左手の尾根は馬ノ背の下部、遠くに八ヶ岳が見えています。強い風が足元を抜けて行き、小さな地吹雪を起こしています。
5枚目、伊那前岳尾根の291mピークの上に現れた怪しい形をした雲。これは低気圧、前線の接近で湿気を含んだ風が巻いてこのような雲を作ります。このような雲が出た後は雪と強風が吹き付ける荒れた天気になります。
6枚目、西に傾いた太陽が宝剣岳北尾根に沈む光景です。
7枚目、沈み行く陽が宝剣岳を赤紫に染め上げています。いわゆるモルゲンロードと呼ばれる瞬間です。
8枚目、すっかり夜となり、天狗岩、三沢岳が月明かりに照らされています。背後の街明かりは岐阜県中津川市方面です。   
 
     
 
故池上 立さんの写真をギャラリーに掲載いたしました。
池上 立さんは日本山岳写真協会でもかなり古くからの会員で、南信支部の副支部長として長く活躍されていた方です。また勤めていた頃は、地元伊那市のオリンパス光学工業伊那工場(当時)でオリンパス山の会を主催されて、同僚の方たちと登山に写真にと活躍され、退職後は悠々自適に写真を楽しんでおられました。
とても面倒見が良く、また持ち前の懐の深さで仲間からは「立ちゃん、立ちゃん」と慕われていました。
今回の写真はアルプ会員で池上さんとは古くからの友人である唐木さんと、奥さんのご協力をいただき、原版ポジフィルムまたはインターネガからデジタル化いたしました。「雲動く~岩の朝」と「紅の連嶺~小さな山小屋」は山岳写真。「夜明け~雲と西駒」、「苔いっぱい~森林逍遥」は山麓や信州の自然風景、また花の写真も多く残されていましたので「花々」として花の写真で1タイトル作りました。
以前から「私は風景としての山だけでなく、山の中にる登山者、人間を写し込むのが好きです。」と言われていました。「テント場」はまさにそのコンセプトが感じられる写真です。
山岳写真の中では2枚のモノクローム写真が目をひきました。現代のデジタルモノクローム写真ではこのような柔らかい表現にはならないと思います。特に「小さな山小屋」は中央アルプス桧尾岳山頂にあった旧桧尾非難小屋を写した作品で、個人的にはとても好きな1枚です。
「苔いっぱい」や「雲動く」など池上さんらしいタイトルの写真も趣がありますね。花の写真の中でタカネツメクサの中にコマウスユキソウが咲いている写真は、4x5のインターネガからスキャンしました。この写真はポジ原板もあったのですが、ポジは退色していて使用不能でした。おそらくこの原板からのインターネガの方が当初の色を保持していたのは何とも面白いですね。
これで中山さんに続き、池上 立さんの写真をアルプのホームページギャラリーに収録することが出来ました。一味違った池上 立の世界をお楽しみください。
なお、その後代表作の一つ「岩の朝」のプリントが見つかり、ページに追加いたしました。    
 
 
     
   
故中山秀幸さんのメモリアルページをギャラリーに掲載することができました。
私は写真集団アルプのホームページを公開して以来、中山さんの写真をギャラリーに載せたいという願望を持ってきました。
初めて中山さんに会ったのは、年末年始の中央アルプス宝剣山荘だったと思いいます。その時中山さんは日本山岳写真協会南信支部の支部長さんと一緒に、冬の中央アルプスの撮影に山に入れていました。紹介されて初めて会った時、爽やかな笑顔の好青年という印象でした。
その後私も同じ会に入れていただいて、その会の活動とか、撮影会とかでご一緒することが多くなりました。
当初彼は伊那市にある大手光学機器メーカーで生産技術担当のエンジニアをされていました。忙しい仕事の合間をぬって山に登り、精力的に撮影を続けられていて、スケールの大きな迫力ある写真を写真展などで発表されていました。
彼は写真撮影の完成技術が素晴らしいだけでなく、山に登る能力も並大抵ではありませんでした。冬季の南アルプスに登る際は、テントなどの冬山装備と重い中判カメラを背負って、戸台から北沢峠まで当然のように何回も登られていました。
それから何年かして彼は職業写真家として活躍されて行くのですが、その転身の頃、「僕はもっとたくさんの写真が撮りたいんですよ。」と語っていた時の笑顔が今でも忘れられません。宝剣山荘のストーブを囲んで一杯やりながら語り合っていたことが昨日のように思い出されます。
今回、奥さんの広美さんにご協力いただき、中央、南アルプス、南米アンデス山脈の2つのページを掲載することができました。
この中には中山さんの代表作の一つといえるような写真が何枚か含まれています。特に「夜明けのフィッツロイ」は、中山さんがアンデスの写真で、初めて個展を新宿のPENTAXフォーラムでされた時のメインの写真だったと記憶しています。
かつての仲間だった中山さんの写真を、私たち写真集団アルプのホームページギャラリーに、仲間の写真と一緒に掲載できたことが出来たことをとても嬉しく思っています。
中山さんの感性あふれる写真をギャラリーでお楽しみください。  
 
     
   
片桐さんから新しいページが届きました。今回は今までの遠山シリーズから視点を標高のより高いところに移して、「遠山川源流の山々」となりました。
この内タイトル写真展にも掲載しているのが「光岳の光岩」(てかりだけのてかりいわ)です。この岩を間近から眺められる人は少ないと思いますが、ちょっと変わった風貌の岩です。
この岩は巨大な石灰岩の一枚岩です。色が白いのでとても目立ちます。南アルプス山中にはこのような石灰岩が点在しています。これは南アルプスに沿っている日本最大の断層、中央構造線の周辺にある秩父帯に規模の大きい石灰岩が多く含まれているからだそうです。甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳の登山口である伊那市長谷の戸台の奥の幕岩や、三伏峠の登山口にある豊口山の石灰岩岸壁も同じ仲間だそうです。
写真には南アルプス南部の山並みが写されています。霧が遠山谷を埋めた写真などはとても印象的です。
また、「構造土と上河内岳」ですが、形がはっきりとした構造土が写されています。構造土というのは周氷河地形の一つで、高山の寒冷な砂礫地に見られます。主に夏季に地下の凍土の表面の氷が融解し、地表の土壌を運搬することで形成されるもので、階段状砂礫層、亀甲状砂礫層などがあり、中央アルプスのカール地形周辺にも見られます。
さすがは片桐さん。着目点が素晴らしいです。    
 
     
 
皆さん写真展はいかがだったでしょうか。 写真の展示は会場の照明などに左右されるため、実際の描写を写真展会場で再現するのはなかなか難しいことです。
今回のいなっせ展示ホールは照明を吊り下げの白熱球で行ったため、写真の焼き付け濃度によっては原板のイメージと違って見えることもありました。このような照明の場合はプリントを1/4~1/6程度アンダーに仕上げた方が、より原板に近い描写になるようです。
最近の写真用プリンターの場合、デフォルトの設定でプリントすると風景写真の性格上明るく仕上げることが多いようです。それは後から掲載したWEB版の写真展を見ていtだければ理解いただけます。
WEB版については基本的に明るさは原板の明るさになるように調整しています。(デジタルカメラでのデータについてはそのまま掲載しています。)したがってやや印象の違う点があったかと思いますが、それは先ほど書きましたように会場の照明によるところがあると思います。
逆に描写の点では、WEB版はコピー防止の都合上解像度を落としています。この点は写真展で展示したプリントの方が細密さと臨場感が優れていたものと感じました。
WEB展はこちらのリンク→からもご覧いただけます。全部1ページに詰め込みますと冗長になるため4ページ(四季)に分けて掲載しています。こちらもゆっくりとお楽しみください。
2013年も同じ会場で、同じ時期の開催を予定しています。
 
 
   
 
昨日11月22日より、写真集団アルプ第2回写真展 「2012・山からのメッセージ」がスタートしました。11月25日まで伊那市生涯学習センター「いなっせ」で行っています。
皆さんのご来場をお待ちしています。
少しだけ会場の模様を写真でお伝えしましょう。  
 
 
 
 
 会場入り口 いなっせ市民ギャラシー
 
 展示室
 
 展示室
 
 展示室
 
     
 
唐沢豊さんから「スイス夏紀行Ⅰ、Ⅱが届きました。
スイスの3大山域ののうち、ベルナーオーバーランド、ヴァリス山群を撮影した写真です。Ⅰは鋭くそびえるスイスアルプスを鋭角的に撮影した、典型的な山岳写真。また、Ⅱは花々や山麓の風景を織り交ぜた柔らかい描写の写真で構成されています。
Ⅰのうち「夕照のアーガー」は、発生しかけた吊し雲の細かい模様と荒々しい山肌が沈み行く夕日に染まって、とても印象的な写真になっています。
また、Ⅱでは鋭くとがったアルプスを背景に、草原に咲く高山植物(キンポーゲ、キンバイの仲間か)。スカイラインの上には、この1枚を自然が演出しているかのような雲が青い空にアクセントを付けています。
これらの写真を見ていると、これでもかと迫ってくる、鋭く巨大なヒマラヤ山脈の写真も良いけれど、スイスアルプスの繊細な山並もおしゃれで、山岳写真の本道を感じます。
また、最新の機材を使われているようで、解像度の高い写真に仕上がっています。   
 
     
   
松﨑巌さんの「燕 岳」、「夏の白馬三山」 2タイトルを新たに掲載しました。
北アルプスのそれぞれ特徴のある二つの山域で、印象的な写真をまとめられています。
燕岳の特徴的な形の花崗岩、や雪と緑のコントラストが美しい白馬岳の夏、色彩も良く補正設定されています。
松﨑さんのデータは完璧に作ってこられるので、全くこちらの加工無しでそのまま掲載出来ます。管理人としてはとても楽をさせてもらっています。
また、理想的な色彩補正をされていて、データ補正の見本のような感じです。law現像も実際にしてみると中々思うようにいかないのですが、空の色とのコントラストなど、リバーサルフィルムに近い調子で仕上げられています。
特に「燕 岳」の「暮 色」は非常に印象的な作品と感じました。  
 
     
 
片桐久和さんから新着写真、遠山川源流シリーズ6作目が届きました。
今回も5作目に続き、夏の滝を撮影された6枚です。
遠山川源流域は数え切れないほどの数渓谷があり、その上本州を縦断する大断層、中央構造線が横切っているものですから滝も数多くあります。その中から選ばれた容姿の良い滝が ーーというより滝を良い形に撮影する努力のたまものでしょう。ーー 6本、緑の中流れ落ちています。
ここまでの遠山川シリースを見返すと、南信州で屈指の河川遠山川の様々な流れ、表情を一瞬を垣間見ることができ、このような大自然を後世にに伝えて行くという事の重要さを改めて感じました。
また、個々の写真では、2枚目の「易老沢 右俣の大滑滝」は独特の姿が特に印象に残りました。  
 
 
     
   
先日新宿のニコンサロンを覗いてきました。
NikonD800シリーズも発売されてしばらく経ったため、プロの写真家によるD800Eで撮影されたA2版くらいの写真がたくさん展示されていました。特に細かいディテールを撮影した写真は非常に小さなところまで描写されていて、やはり3000万画素の威力というのでしょうか、中判カメラというより4x5の感じに近づいているようです。
ただ、相変わらす気になるのは、緑の鮮やかさが少し物足りないのと、様々なカメラマンが様々な被写体を撮影しているにも関わらす、写真の調子がどれも同じように見えることです。なにか同じカメラマンが違う種類の写真を撮って並べた ような印象でした。
この日ギャラリーでは蜂谷直子さんの「ハーモニカ長屋ー消えゆく炭坑住宅ー」」という個展が行われていましたが、ネガフィルムによる炭坑の街を移した写真を見て、確かに写真の粒子は粗く細かいところまで写ってはいないのですが、撮影者の個性が感じられて、やはり雰囲気は銀塩だなと改めて納得してきました。
最新デジタル一眼レフで撮った写真は色調の調整が難しいというところなんでしょうね。中には後から極端に色調に手を加えて、気持ちの悪い色彩になってしまった写真をネットでも見かけますけど・・・ 
この後ヨドバシカメラの新宿西口カメラ館を覗いたのですが、ヨドバシカメラの社員の方がD800Eで撮影、プリンターでA3にプリントした写真が増えて何枚も展示されていました。
こちらの方はリバーサル調の色調が表現されていましたが、やはり立体感はフィルムには及ばないという印象でした。
また、この時持ち帰ったCanon EOS 5D MARKⅢのカタログ後の見開き写真(霧氷の樹林を写した写真)の細かさもかなりのものでした。
ただ、テレビがデジタルハイビジョンになって、それまでの画像から目を見張る進歩遂げたのですが、写真に関しては動画とは違う要素が写真表現だと思うので、ただ解像度だけを追求するのは少し違うのではないかと改めて感じてきました。  
 
     
   
池田 豊さんから新着写真が届きました。乗鞍岳で撮影された新作です。
乗鞍岳から見える重なった山並みが、気象条件がによって微妙な濃淡が幾重にも重なって、印象的な描写になっています。
また、雲海や滝雲もを印象的にとらえられています。コマクサも見事な大株を撮影されています。
カメラはEOS 5D MarkⅡのようですが、色合いがとてもいいですね。描写が自然です。個人的には使ってみたいデジタル一眼レフです。   
 
     
 
白馬岳にはあまり回数を登っていないのですが、2,3回天候に恵まれて撮影山行をしました。その時の写真を今回数枚掲載しました。
最近はほとんど登っていませんが、高山植物も豊富ですし、特に残雪が残っている時季は変化に富んだ光景が楽しめます。特に小蓮華山付近の眺めとお花畑、大雪渓付近、白馬大池は被写体が豊富で、出来たら1週間くらい撮影を続けてみたいところです。  
  
 
   
 
今まで撮影した高山植物の写真を整理して、鑑賞にたえられるものを載せてみました。1タイトルにあまり多くの枚数を入れると冗長になりがちなので、3タイトルに分けました。
私の撮影フィールドは中央アルプス山域が多いので、中央アルプスの写真が多いのですが、Ⅱには南アルプス植物を大目に載せてみました。
メインカメラがPENTAX67で、後からのトリミングを出来るだけ避けるべく1本でも多くのレンズを持って行くので、基本的に35mm判はあまりザックに入れませんでした。そのためほとんどが6x7判が多くなっています。
PENTAX67シリーズには、135mm F4のマクロレンズがあり、植物撮影の際はこれを多用するのですが、倍率があまり大きくなく35mmのマクロレンズの様にはなかなか使えません。クローズアップが必要な時は、接写リングやクローズアップレンズを使用しています。
ただしボケ味が今ひとつで、クローズアップはやはり35mmですね。フィルムが大きいのは良いのですけど・・・。
中央アルプスの植物では特に特産種(他の山域には無い種。)で状態の良い株は努めて撮影してきました。一番有名なのはヒメウスユキソウ(コマウスユキソウ)。エーデルワイスの仲間で、特にヒメウスユキソウは小振りでかわいらしい花です。
あまり知られていないのがコケコゴメグサ。これも中央アルプスにしか咲いていません。あまりに小さいので、普通はほとんど目に止まりません。撮影するのがこれまた一苦労で、出来れば焦点距離の短いマクロレンズを使いたいところです。掲載写真も少し甘めな描写になってしまっています。
桧尾岳で比較的大きな株を見つけて撮影したのですが、この時現れたのがヤマネ。桧尾非難小屋の廻りを動き回ったり、私のズボンをはい登ってきたりしていたのですが、そのうちコケコゴメグサの中に入って眠ってしまいました。あまりの無防備さに他の動物に襲われたり、登山者に踏まれたりしないかとハラハラしながら見ていたのですが、そのうちに目覚めてハイマツの中へ消えて行きました。後で調べたらヤマネにはこのような習性があるとのことでした。きっと体が小さいので行動時間が限られるのでしょうね。
他にもハハコヨモギは中央アルプスの宝剣岳から極楽平にかけてと、南アルプスの北岳のみに生育する種類だそうです。  
 
 
     
   
片桐久和さんの遠山川源流シリーズの5作目です。
今回は遠山川源流の滝を緑の中で写した5枚です。遠山川源流シリーズはますます厚みが増して来ました。片桐さんによると遠山川源流シリーズはまだ何作かあるようです。
いずれも遠山川の源流域にあり、渓流に分け入ることが出来ない人にとっては中々見ることの出来ない滝が、いききとその流れを流れ落ちています。
今回の5枚もデジタル写真ですが、さすがにCanon EOD 5D MarkⅡの優れた描写力で、草木の緑もナチュラルな色で表現されています。
   
 
   
   
先日伊那市のいなっせで開催されている鎌倉國光さんの写真展、「ネパールヒマラヤ・白き神々の座」を見に行って来ました。
全倍のパネル32点、ネパールヒマラヤの様々な山岳風景が広がっていました。それにしても一人でこれだけの作品を展示する。大変な労力、努力ですね。全く頭が下がります。前回の山想会3人展の時も同様でしたが、プリントは全て鎌倉さん所有の大型プリンターでの印刷をパネル張りされたそうです。そのうち10数枚はポジフィルムよりスキャンしてのプリントとのことでした。
比較してみると、今回の写真、デジタルはAPS-Cサイズ、フィルムは6x7リバーサルでしたが、解像度、描写(特に雰囲気)ともにフィルムの方が優れていました。
また、咲き乱れるシャクナゲの写真なども取り混ぜて、白銀の世界だけでなくネパールの里山的なところも見せていました。
現地には4回ほど撮影に出かけられている鎌倉さんの、テーマ、ヒマラヤの写真展、とても見応えがありました。  
 
 
   

6月になり、タイトル写真を変更しました。今回は池上好彦さんの写真「龍雲走る聖岳」です。
森林限界付近の樹木の上にどっしりとした聖岳がそびえ立ち、背後にはまるで空を舞う龍のような変わった形の雲がたなびいています。この空の色が、ポジフィルム独特の深みのあるブルーです。最近デジタル写真が増えるに伴って、インディーゴブルーに近い空の色の写真が減っているので、この深みのあるブルー、いいですね。
今後も表紙写真はメンバーの皆さんの作品を順次掲載して行く予定です。お楽しみに。   
 
     
 
片桐久和さんの遠山川シリーズ第4作目が届きました。ここのところ短期間にこのシリーズを集中発表されています。
今回は冬景色、それも厳冬期の氷瀑が中心です。さすがは遠山川のスペシャリスト片桐さん、本領を十二分に発揮されています。
一般にはなかなか立ち入れない場所にある滝を、厳冬期に撮影。中には完全に凍結した滝もあります。中でも1枚目の上村川天神峽上の氷瀑は素晴らしいですね。横綱のように堂々とした形の滝です。
今回の写真は全てデジタル撮影で構成されています。この点も比較して見ることが出来ます。
片桐さんの遠山川シリーズはますます濃くなっているようです。  
 
     

池上昂作さんから新しいページが届きました。今回は後立山の山々です。
フィルムカメラ(中判)の色合いの美しさもさることながら、何枚かの写真は雲と山のからみが写されています。このような雲の写真は撮影チャンスが少ないので、これから察すると池上さんがかなりの回数で撮影山行を重ねられているのではないでしょうか。作者の努力が感じられるシリーズです。特に「朝焼けの杓子岳と白馬鑓ヶ岳」は朝の流雲を見事にとらえられています。 また、 「染まる雲海と不帰ノ嶮・白馬連山」もベストタイミングでの撮影です。  
さらに、高山植物も随所に取り入れられていて、特にキヌガサソウの写真、株の大きさも素晴らしいのですが、花の最盛期を見事にとらえられています。   
 
     
 
先日伊那市のかんてんぱぱホールで開催されている、「青野恭典の世界」展を見てきました。
この写真展は青野恭典フォトアートギャラリー開館10周年を記念して開かれているもので、かんてんぱぱホール全ての展示スペースに青野恭典さんの作品が展示されています。
この特設展示は「信州の山々」「日本の海岸線」2テーマに分かれており、ここ10年間の集大成といった写真展です。
海岸線を撮影した写真群は独特の雰囲気が表現されていました。
特設会場展示の中で見所は、1枚の写真を分割し、大型プリンターの幅一杯に印刷された写真をつなぎ合わせて作った特大版の写真、圧倒的な迫力でした。
また、フイルム+クリスタルプリントの仕上がりの美しさも相変わらずで、素晴らしい立体感が生きていて、久しぶりにフイルム写真の醍醐味を満喫できました。
デジタルカメラ撮影の作品も何点かありましたが、最新のプリント技術による仕上がりで、デジタル写真をどのように仕上げるか、とても触発されました。
5月4日にはライブトークも予定されています。いずれにしても今後の写真表現にとってとても参考になる写真展で感銘を受けました。   
 
       

梅津敏章さんの新ページを公開しました。
今回は梅津さんのホームグラウンドとも言うべき、入笠山周辺の作品です。梅津さんは以前からこの周辺を力を入れて撮影されていて、その写真は地元企業のカレンダーに採用されたりしています。四季を通じての入笠高原の表情を鱈得られていて、稜線を被写体にした山岳写真とは一味違ったページに出来上がっています。
山岳写真は雄大な山が被写体なのですが、ともすると一本調子になりがちで、良く「すごい迫力で息が詰まりそう。」なんて言われる方もたまにはいます。そんな中で今回の作品は何かホッとさせてくれます。
特に最後の写真はとても印象的な1枚だと思います。
シリーズで公開していただけるようなので、次回作を楽しみに待ちましょう。

 
 
     
 
先日鎌倉さんからお葉書をいただきました。5月下旬に伊那市の「いなっせ」で個展を開催されるそうです。
タイトルは「ネパールヒマラヤ・白き神々の座」で以前から何回も撮影に出かけられていたようで、相当撮り貯めていたようです。
たしか、以前の個展でも何枚かは公開されていたように記憶していますが、ヒマラヤのみで構成される写真展は鎌倉さんも初めてではないでしょうか。とても楽しみです。
私が鎌倉さんと最初にお会いしたのは宝剣山荘で、当時支配人をされていたアルプメンバーの吉川さんに紹介していただきました。 当時から熱心に中央アルプスを撮影されていて、以前の個展などで拝見しておりますが、何しろ撮影枚数の多さには圧倒されます。
中央アルプスの伊那前岳稜線の途中に少し平坦な場所があり、積雪期には宝剣岳の撮影には最適のポイントなのですが、毎朝鎌倉さんがここで粘って撮影されていたため、宝剣山荘の関係者の間でこの場所を、いつの間にか”カマクラステージ” と呼ぶようになったという逸話もあります。
場所は昨年アルプの写真展が開催されたホールです。皆さん是非出かけられて、新しい鎌倉ワールドをご覧ください。
 
 
   
   
池上好彦さんは日本山岳写真協会に在籍時から積極的に撮影をされてきた方で、写真集も出されています。山岳、自然写真ではとても長いキャリアの方です。ちなみに池上昂作さんはご実弟です。
今回載せていただいた写真は、手法的にはちょっと面白い空撮です。
「秋葉街道」は伊那谷の東、南アルプスの山あいを中央構造線(日本最大の断層帯)に沿って南下し、静岡県浜松市に通ずる古くからの街道で、途中の秋葉山にある秋葉神社にお参りするために発達してきたようです。
その中から伊那市長谷の上空、伊那富士とも呼ばれる戸倉山上空、最近映画で有名になった大鹿村上空、日本のチロルとも言われる上村(現在は飯田市上)の下栗上空からのショットです。
特に大鹿村上空からは、中央構造線の活動で出来た谷が良く判ります。    
 
     
 
南箕輪村に「ふれあいの里」というデイサービス施設があります。
アルプメンバーの北原信彦さんに、この施設のホールなどのスペースに山岳写真を飾ってもらえないかという依頼が、以前からありました。
そこで、アルプのメンバー有志が写真を持ち寄って、去る4月6日に展示作業を行いました。
山岳の風景は山に登ってそまで行かないと見られません。山に登る手段のない方には本来見ることが出来ない風景なのです。しかし、写真であればその非日常の風景を見ることができます。
松﨑代表のご尽力、役員の方達のご協力で今回の展示が実現しました。今後は展示数も増やし、定期的に写真を入れ替える予定です。
 
     
 
初登場、北原信彦さんの写真、「山岳彩景」です。
逆光に浮かんだ御岳が薄いベールのような雲を纏って、何とも言えない色合いです。
また、「雲上の三の沢岳(三沢岳)ですが、この高さで一面にゆったりと覆い尽くす雲の様は、中々見られない風景です。千載一遇のチャンスを見事にものにされています。
2作目、3作目を期待しましょう。  
 
     
 
片桐久和さんの遠山川源流シリーズ、第3作目です。
雪の川景色に始まり、春雪の中花開いたマンサクが印象的です。また、渓流奥深くまで入った釣り人など、普通目にすることが出来ない遠山川源流の景色が広がります。
また、秋の写真、青空はデジタルでは表現できない、ポジフィルムならではの色合いがでています。
シリーズ3作目を重ねて、一連の作品が重厚さを増してきました。 
 
 
     
 
表紙写真を唐沢豊さん「岳樺芽吹くころ 」に変更しました。6月の写真ですから一気に初夏ですね。高山では雪解けの季節ですが。
雪渓の手前に芽吹く直前のダケカンバ、背後は北岳と富士山、爽やかな1枚です。
 
 
     
 
昨年掲載した「山櫻咲く頃」の続編を公開しました。
ここ10年来、春は山桜の撮影に力を入れてきました。桜はほぼ山桜を中心に撮っています。
ご存じのように山桜は元々日本の山に自生していた、野生種の桜です。種類やタイプがいろいろあり、品種改良されて、八重桜やしだれ桜などの園芸品種が作られていったようです。花と同時に葉が開くのが特徴です。ソメイヨシノやコヒガンザクラなどに比べれば地味ですが、私はこの素朴な桜がとても好きです。
写真の中で、「滝谷の春」。新潟県新発田市の加治川上流、内の倉ダム近くの雑木林を写したものです。このような樹林は本州中部から東北地方にかけての、植林されていない自然の樹相だそうです。きっと原始からの東北地方の山はこのような広葉樹、針葉樹が混在した樹林だったのでしょう。
勤めの関係で週末しか撮影できないため、なかなかベストタイミングでの撮影が出来ないのが悩みの種ですが、これからもソメイヨシノとは一味違う山桜の表情を追いかけて行きたいと思っています。 
 
 
   
 
本日2012年3月6日でアルプのホームページは正式公開から1周年を迎えました。
ギャラリーに写真を寄せてくださった写真集団 アルプメンバーの皆様、また、応援してくださった皆様、ありがとうございました。この場をお借りしてお礼を蒸し上げます。
これからも皆さんに楽しんでいただけるホームページを目指して、行きたいと思っておりますので、どうかよろしくお願いいたします。 
 
 
   
   
片桐久和さんの「遠山川源流Ⅱ」を掲載しました。
前回の「遠山川源流」の続編ともいえる作品です。言うまでもなく撮影地によっては通常の山行では見ることの
出来ない風景も撮影されています。
登山にも沢登りというジャンルがありますが、重いカメラを背負っての沢、渓谷撮影は技術、体力ともに優れた人で    なければとても出来るものではありません。
片桐さんは特にこの遠山川源流域には精通されていて、お陰で我々は普段目に出来ない風景を見ることが出来るわけです。
今後の公開を期待しましょう。  
 
   
   
  唐木さんの3作目、テーマは富士山に次ぐ日本で2番目の高峰「北 岳」です。
今回の写真も6x9版カメラ 
HORSEMAN VH による作品です。あの蛇腹が付いた大きなカメラでの作品はとても見応えがあります。当ホームページは写真のサイズを長編600ピクセルで公開しているため、残念ながら細かい描写までは味わえませんが、大きく引き延ばしたプリントを見ると素晴らしい質感、立体感です。  
 
     
     
  日本山岳写真協会上田支部で長く活躍されていた池上昂作さんから、冬の立山の写真が寄せられました。北アルプスの中でも最も積雪量が多い山域の雰囲気が感じられます。また、フィルム写真ならではの奥行きと雰囲気が感じられる写真です。    
     
     
  後藤 寛さんの4作目、中央アルプス 峻峰連なるの続編です。
645判のフィルム撮影による奥深い描写が素晴らしい写真です。明けのモルゲンロードに染まる宝剣岳。また、日が高くなって白銀に輝く姿も神々しく感じられます。
この中で、冬の空木岳、南駒ヶ岳を望は、宝剣岳からの写真は、このシーズンに宝剣岳山頂に立てているだけですごいことです。氷と岩をよじ登る技術を持った人にのみ可能となる写真です。
また、その後の「夕映えの山稜」は2012年の日本山岳写真協会カレンダーの、3月に採用されています。 
 
 
     
     
  渡辺弘さんの写真は技術者的なこだわりが感じられます。私は特に「紅葉の尾根」が昔から好きでした。この光のとらえ方は素晴らしいと思います。この写真が撮影された年は紅葉の条件がとても良かったと想像できますが、その色だけに満足せず、瞬間の光の表情をとらえたそのセンスが光っています。   
     

今月に入ってカメラメーカー各社から続々と新製品が発表されています。中でも風景写真愛好家にとって注目の的はニコンがが発表したフルサイズ一眼レフのD800シリーズ。なんと3200万画素を誇っています。このサイズになると、古いPCではlawデータを開くのが大変になってしまうでしょうね。
また、この機種は2タイプあって、メインのD800は通常のローパスフィルターを搭載しているモデル。もう一方のD800Eはローパスフィルターの効き目をキャンセルさせた機種なんだそうです。
メーカーのホームページでjpegの大きな画像があって比較できるようになっていましたので、のぞいて見ました。
確かに800Eの方が若干描写が細かいように感じられます。しかし、その他の描写の違いは正直言って、あまりよく判りませんでした。特に800Eが通常モデルより、銀塩写真の描写に少しでも近づくのかなと期待していたのですが・・・。
このほかにも
FUJIFILM X-Pro1 など、ローパスレスもミラーレス一眼が発表されています。
また、ミラーレスというカテゴリーですが、メーカーによってCMOSのサイズがまちまちで、百花繚乱状態になってきましたね。まあ、撮れた写真のサイズが違うことで判るとは思うのですが、ちょっと面食らってしまいます。
これにそれぞれ交換レンズがシリーズで発売されて行くのでしょうから、一体この先どうなるのでしょうか。
解像度は今後もどんどん上がって行くのでしょうけれど、私は写真の価値が解像度だけに左右されるとは思っていません。それは撮れた写真の雰囲気、立体感が大切だと思うからです。ちょっと時代に逆らっているようですが、ここは決めたいと思われる風景を写したい時は、迷わず銀塩フィルムを使いたいと今でも思っています。 
 
 
 
     
   
  今月から本日タイトル写真を更新しました。北原正尚さんの[「凜として」白糸の滝]です。
とても繊細な描写の写真ですね。それと銀塩写真の特徴である立体感がとても良く出ています。こういう写真はやはり銀塩ですね。また、北原さんの細やかなセンスが感じられます。
 
   
 
i池田豊さん初登場は「マッターホルン」です。マッターホルンの様々な表情を撮影されています。雲の表情もいいですね。笠雲、吊し雲など変化に富んだ雲がマッターホルンを飾っています。
また、山麓の草原が写った写真など、いかにもヨーロッパアルプスらしい景色ですね。
池田さんは山岳だけでなく、広く自然の風景を写されている方なので、次回のUPを期待しましょう。
 
 
     
     
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